民対ニュースvol.7 岩屋福祉会による説明会記録
●平成30年度の行事について保育所からの説明を聞きました。
●岩屋福祉会による第二回の説明会を実施しました。
2月28日(水)、所長・副所長から父母の会及び民営化対策委員に対し、平成30年度の行事について説明がありました。その中で、幼児のプールの日程は平成29年度より延ばし平成28年度並までもどすこと、平成31年度以降の行事については三者協議会で合意されれば平成30年度よりも拡大することが可能であることを確認しました。また、2月7日(水)には、岩屋福祉会による第二回の説明会が実施されましたので、その書記録を一緒に配付いたします。
2018年2月7日 第二回岩屋福祉会による説明会記録
●民営化対策委員より今後の流れや検討事項について説明
民営化の流れを再確認します。今年の6月から9月は週1回、10月以降は主任の先生が週5日修学院保育所に来られます。平成31年1月から3月までは各クラス、岩屋福祉会の先生が一人ずつ来て修学院保育所の保育を一緒にします。
そして、平成31年4月に民営化となり、4月以降しばらくは各クラスに市営の先生が一人ずつ残った状態で共同保育となります。
次に、今後父母の会で決めておかないといけないことがいくつかありますので、それについて説明します。お配りした資料をご確認ください。半分に切って意見や質問を書いて提出できる形にしています。
まず、駐車スペースの件ですが、岩屋福祉会からは修学院保育所に駐車スペースが不足しているということから、駐車場を3台程度借りたらどうかと提案されています。その費用は岩屋福祉会と父母の会が半分ずつ負担することでどうかと提案されているので、今後、意見集約をしたうえで父母の会総会にかける予定です。
次に、保育所名については「修学院保育園」となる予定です。これについては民営化対策委員としては特に反対意見はありません。反対意見が多ければ検討しますので、ご意見をください。
次に行事についてです。行事をまとめた一覧も配布していますのでご覧ください。ここ数年で行事が減ってきていることが分かります。民営化に当たり、平成30年度をもとに平成31年度の行事が決まることとなっているため平成30年度の行事については今後保育所と京都市と協議することとなっています。また、平成31年度の行事については三者協議会で決めていくこととなります。こちらについても、ご意見をください。
その下の看護師の件については、本日、室田先生からご説明があると思います。また、布団については、やや複雑なので、岩屋福祉会にもう少し現状を分かってもらってから検討することとなります。
今日の説明会ですが、今日は全て質問に対する回答の形式で行きます。室田先生に、事前にいただいた質問にまずお答えいただき、あとは会場にいる方から自由にご質問いただければと思います。
●岩屋福祉会 室田理事長より事前に預かった質問に対する回答
(質問)アカンパニの行事に眼科検診、耳鼻科検診がないが、これは民営化後の修学院保育所では実施されるのか。⇒現在、岩屋ではできていません。ただ、民間移管の条件でこれらはしないといけないことになっているので必ずやります。ただ、回数は減るかもしれません。
(質問)岩屋では休園日は何日あるか
⇒市営保育所も民間保育所も休園日は原則同じです。岩屋福祉会では春休み、夏休みはありません。あとはカレンダーどおり。お盆休みや年度替えの際の休みはありません。
(質問)お弁当持参の日は何日あるか
⇒運動会の日は、3~5歳は午前中に終わるので、終わった後にお弁当を食べてもらっても良いことにしています。乳児の運動会は別の日にやりますが、お弁当については同様です。秋の遠足のみお弁当が必ず必要になります。
よって、お弁当持参の日は年に1回です。全国的には、子どもたちがお弁当を楽しみにしているので、月一でやっているところもありますが、今の岩屋では年1回です。ただし、年1回の本館ゴキブリ駆除の土曜日に出席の場合は厨房が使えないのでお弁当をお願いしています。
(質問)他の保育園(民営化した園)との情報交換はしているか
⇒基本的にはしていません。錦林の所長は知人なので聞けば教えてくれると思います。
大原野こども園(岩屋より一年早く民間移管を引き受けた法人)の櫛引先生とも知人なので、いつでも聞けます。ただし、候補者のうちは聞いてはいけないという条件だったので聞いていません。
(質問)現在通っている子どもたちにとっては大きな変化になる。どういう対応をするつもりか教えて欲しい。
⇒前回の説明会と同じような話になります。何度か私たちが修学院保育所を見学に来た際の話などです。
来年の1~3月の3カ月の間に良い関係を作り、子ども達の不安を取り除くような良い関係を築きたいと思っています。
それと、家庭訪問をさせていただきたいと思っています。まだ京都市に聞いていないので何とも言えませんが、やってマイナスになることはないと思うので、できるだけやりたいと考えています。三者協議会や保護者の許可が必要ですが、民間移管する前の平成31年の1~3月に家庭訪問ができれば良いと考えています。
(質問)建物の改修を考えておられるとのこと。具体的にはどこをどういう風に考えていますか。
⇒具体的な改修計画は現段階では何もありません。とりあえず1年間は同じ保育をしてみて、どこか改修する必要があるか、また予算的にどの程度余裕があるかを見てから考えます。ただ、各保育室が広くはないので手を入れたいという構想はあります。ただ、勝手に決めることは絶対にしません。必ず保護者の皆さんに相談します。
(質問)保育士は新卒中心になるのか
⇒今決まっているクラス担任の保育士について説明します。経験年数は今年度です。修学院への異動時は2年加算してください。
・5歳児クラス:男性(保育士経験13年)
・4歳児クラス:女性(保育士経験6年程度)
・3歳児クラス:男性(保育士経験10年以上)+新卒(4大卒)
・3~5歳に1人常勤のフリーをおきます。忙しいようであれば主任も保育に入ります。
今の修学院保育所のように全クラス2人の担任をおくことは民間園では無理です。
・2歳児クラス:(保育士経験20年)+(保育士経験2年)+非常勤1名
・1歳児クラス:男性(保育士経験12年程度)+新卒1名+非常勤1名
・0歳児クラス:前田先生(保育士経験9年程度)+新卒1名+非常勤1名
この9人に1人フリー(京都芸大の油絵科卒であり、美術の先生兼務)をおきます
今のところ、男性保育士は3名(室田先生を入れると4名)です。修学院保育所への配属が決まっている全部で15名(今のところ)のうち、全くの新卒は4名だけです。
修学院保育所の移管の引き受けが決まってから1ヶ月の間に12名の採用が決まりました。最近は、京都市内の短大からの応募が殆どなくなっています。ここ12~13年は岩屋福祉会では求人を出していませんでしたが、新卒をとるのは現在非常に難しい状況になっています。そのような中で、これだけの保育士が確保できたのは画期的なことだと思います。
保育の質は、経験年数とある程度比例するのに、今の保育の制度は8年ぐらいで保育士を入れ替えないといけないような給与しか配分されない。このような制度には非常に憤りを感じます。
「保育園落ちた日本死ね」で保育士の給与を4万円上げたということになっていますが、実際には3分の1の職員にしか4万円はされません。職員給与全体がベースアップされたわけではありませんから、岩屋の場合は給与テーブルをかえました。ボーナスは国の基準では3~4ヶ月となっていますが、2ヶ月分を下回るかもしれません。会計事務所からは、人件費は総収入の79%までとするよう言われています。公立と民間でここの部分では差が出てくるのは認めます。これを認めたうえで頑張りたいと思います。
●以下は会場からの質問に回答
(質問)保育の質についてです。今の保育所では、一人ひとりの子どもへのとても丁寧な対応を今はしてもらっています。今の先生方は質が高いと思っています。岩屋こども園アカンパニの見学に行ってみて、ハード面や園長の考え方名とはとても良いと思ったが、職員のモチベーションはどのように上げていこうと思っていますか。
⇒今の修学院保育所と同じか、1人少ない保育士を配置することになります。ただし、公立の保育士は1時間しっかり休み、食事も子どもと別にとっています。今の岩屋では休憩は特になし。工夫しながら休みをちょっとだけ取っている。昼食も子どもと一緒に食べるという状況でやっています。
保育士が少ないから質が落ちるということにはならないようにします。
また、民間園は転勤がないので、一旦保育の仕方を覚えればずっとそのままできます。民間は良くも悪くも園長の方針に従って同じ方向を向いて保育をするので、質は高く保つことができます。
岩屋こども園アカンパニの職員の定着率は非常に高いです。同僚同士の仲が良いと言えます。その証拠にわが子をみんな自分の園に預けています。これは同僚を信頼していないとできないことです。
(質問)0歳の小さいころから子どもを預かってもらっていて、大変感謝しています。最近いろいろな言葉が出てきました。今の保育士は成長の過程をとても細やかに教えてくれているので、これはとても有難いことだと思っています。この度、先生方が全員変わると、その子どもの小さい頃のことは分からない。そういう点をカバーできるように個人レベルの引継ぎがあるとよいなと思います。大変でしょうが、そういうことができますか。
⇒今言われたことは岩屋でも起こりえます。おっしゃることはとても大事だが、個人レベルの引継ぎが完全にはできないということは、移管に伴う大きなデメリットと認めざるを得ません。
今の子どもたちと早く仲良くなるということはします。あとは、今の保育をどういう風にしているか、それをどう引継ぐかによってくるので、まだよく分かりません。
岩屋では、入園した時から年長までの記録を小学校に出しています。一般的には年長の時の記録だけを渡すことで良しとしていますが、岩屋ではそれ以上のことができています。
公立でたまった子ども達の情報をどのようにいただけるかは、まだ良く分かりません。
(質問)いろんな家庭の事情で預かってもらう中で、うちは私の病気を理由に預かってもらっています。自分が入院中に預かってもらったりもしました。アレルギーとか子どもの障害とか、親の病気などはどのように対応されているんですか。民間園では、親が怪我をしていてもなかなか入れてくれなかったり、どうしてもベビーカーで来ざるをえないのにそれを断られるなどの例を聞いたことがありますが、民営化後はどういう風になるのでしょうか。
⇒園に入園できるかどうかは、完全なポイント制なので本来はそんな風に入園者を選ぶことはできません。そういうことをしている園もありますが、私はそういうことは絶対にしません。様々な家庭の事情に対して、園が勝手に入園をお断りすることはありません。
それから、送迎に関してもベビーカーがダメなどということも決してありません。むしろベビーカーを園においていってもいいようにしています。
(質問)公立では全体への連絡がメールで行くことはないが、岩屋ではどうやっているか。
⇒年間行事は4/1に1年間の予定が配られて基本的にはかわりませんので、行事ごとの連絡は特にしません。運動会の中止の場合など、緊急の場合は保護者に一斉メールを送っています。また、HPでも連絡しています。メールも送りっぱなしではなく受信確認をしているので、メールを見ていない人には直接電話して伝えています。よって、必ず連絡がいくようにしています。暴風警報などの連絡も一緒です。クラス別に、インフルエンザの子が出た場合は全部連絡しています。
(質問)岩屋こども園では誕生日会を月に2回しているとのことですが、修学院では毎日やっていますが、移管後も毎日できますか。
⇒岩屋の場合は人数が多いので個別対応が難しく、決まった日にやっています。もし、今の修学院のようなやり方が良ければ、要望が多ければやれると思います。ただ、今の時点でお約束はできません。三者協議会で決めます。参考までに、岩屋こども園アカンパニでは、誕生祭(神社でお祓いを受ける)と誕生会(クラスごとに誕生月の子どもを祝う)があるので、月2回だと思われたのだと思いますが、誕生会としては1回です。
(質問)岩屋では広い環境でやっているので、環境が良くそれがいい点だと思いますが、修学院ではどのように岩屋のやり方(芸術とか自然とか)を反映させようとしていますか。
⇒人間にとって自然はとても大事なことだけど、子どもにとっての自然とは風光明美なものではなく、自分たちが身体を使って遊んだり、木切れとか葉っぱがふんだんに落ちているというのが大事な自然だと思います。
今の修学院も園庭があり、十分にそういう自然はあるし十分に遊んでいると思います。
横浜などでは全然園庭がなく、子どもに必要な自然がないところも多々あります。修学院保育所はそんなことはないので、そんなに心配していません。
また、鷺の森神社の神主の弟とは知り合いなので、鷺の森神社で遊ばせてもらったり、お金が許せば20人乗りぐらいのバスを買って、ちょっと離れたところに遊びに行くこともできると思います。
おままごとも屋外でやった方が、とても幅広く展開していきます。葉っぱなどでやった方がよっぽど想像力を発達させます。また、同じことをしていても戸外では喧嘩になりにくいです。それは自然の持っている力だと思います。
(質問)異年齢保育を取り入れている理由。
⇒修学院保育所を見学した際に「文字は○○お兄ちゃんに教えてもらった」という話をききました。修学院は非常に家庭的で、家族のようにやっているので、特に異年齢保育は不要かもしれません。岩屋では人数が多く、接する子どもが限定的になってしまうので、異年齢を取り入れたかったのです。
それと、4~5歳を一つのクラスにすることで、二人担任にすることができます。担任同士が非常に協力し合った場合に、子ども達の人間関係も密になります。20年近くやってきてとてもよかったと思っています。
岩屋では異年齢保育をしたかったというよりも、多様な人間関係を結んでほしかったという思いがきっかけです。一番の理由は多くの家庭が核家族化しているので、多様な人格と振りあってほしかったこと。修学院は人数が少ないため、自然とそれができているのではないかと思います。また、異年齢交流は簡単にできると思います。
(質問)乳児の保育について教えてください。
⇒その子の育ちに応じて進級させるようなことをしています。まだ、本当は0歳児クラスなのだけど、小さい子がたくさん入ってきたら、数か月先に1歳児クラスに入れたりする。その際は先生も一緒に進級するので子どもは安心です。ただ、修学院は人数が少ないので同じようにはできないかもしれません。
一斉に何かをするということは殆どありません。いくつかの遊び場があり、そこで遊ぶようにしています。言葉が多少発達してきても、大人がその子の気持ちをくみ取って活動しないといけません。一斉にお散歩とか一斉に寝なさいということは殆どないです。修学院でもそうなっていると思います。
食べる、排泄、寝る、脱いだり着たり、衛生に気をつけるという、五つの要望があります。これが子どもが習得したいこととされています。ただし、発達の順序は子どもによって全然違います。個別対応した方が早く習得していくので、そのように対応しています。
お座りできたら絵具で絵を書かせたりするなど、身体を使って表現したことをくみ取ってやります。小さい子に絵具を持たせるととても長い時間楽しんでいます。自分の中に溜まっているものを発散しているのだなと非常に感じます。だから、美術講師を置いたりしています。いい絵をかかせたいのではなく、誰にだってある表現の欲求を満たしてあげようとしています。
●看護師の件について、室田先生から説明
岩屋こども園アカンパニの看護師の給与は1日6時間で時給1,600円。これと同じ額だとして、半額を園が負担したとして、保護者負担分が約100万円となるため、子ども一人につき1,000円/月の負担がだいたい発生します。岩屋の看護師の仕事は以下のとおりです。
・頭ジラミの定期的なチェック。AEDのチェック。
・怪我の対応。受診するかどうかの判断。タクシーでの病院送迎の付き添い。
・健康診断の際に立会い、記録を取ったり、保護者への手紙を書いたりしてもらう。
これらを担任がするとなると、その分保育ができなくなるので看護師の存在は貴重です。岩屋では、今さら看護師なしではやっていけないぐらい、貴重な存在です。
それと、障害児がどれだけ在園されるかにもよると思います。
2018.3.20
修学院保育所父母の会 民営化対策委員会作成
岩屋福祉会理事長 室田先生による説明会書記録2017.11.15
2017年11月15日 19:00~20:30 @修学院保育所
みなさんこんにちは。
私は、岩屋福祉会の理事長で園長の室田(むろた)といいます。
本日は私を入れて8名の職員で修学院に参りました。私が修学院の園長に就任予定です。
こちらは主任の佐藤です。短大を出て21年です。私が(岩屋にて)卒園証書を渡した方です。うちでは卒園者が5~6名勤務しています。
こちらは中尾です。ことし4月に採用した管理栄養士です。経験は浅いですがこちらで厨房の担当をします。あと5名の保育士は、現在(保育室にて)お子さんがたをお預かりしております。
移管後各クラスに入る予定の者が参りましたので、今日お子さんとも顔なじみになれればと思います。
移管をどのように進めるか、お話しします。保護者の方のご質問にもありました、
「岩屋のやり方をするか、修学院のやり方を踏襲するのか」ということについて。
1~3月までの三ヶ月はこちらに週5日参ります。30年度で私どもが行なった保育を、31年度にもさせてもらいます。子どもと遊んで、子どもたちをゆっくり理解し、提案して一緒にやっていきます。しっかりした計画をたてて子どもに押し付けていくというのは考えていません。
それが教育と保育の違いです。
岩屋子ども園アカンパニの「アカンパニ」という愛称は「伴奏」という意味です。泣いていても、手がでても、理由があります。いいことも悪いことも、子どもの願いや怒りが表現されている。それなので、まずはどんなこともその子の思いだと受けとめて、マイナスのことは変えてあげたい。
自分を表現する子どもたちの伴奏をしたいという思いからアカンパニとしました。
何かを決めて押し付けたくはない。
急に変えてしまおうとは思っていませんし、そこは信じていただきたいと思います。
31年度はそのようにスタートしていきますが、1年間すごせば、こうしたらいいか、ああしたらいいかが出てくると思います。その時は保護者の方と相談していきたいと思います。三者協議会というものがあります。行政も間に入り、数年間、社会福祉法人は勝手なことができない仕組みでもあります。
2年3年、アンケートもあって保育が評価されますが、児童の権利に関する条約があります。日本も批准しています。憲法の下に子どもの権利条約があり、その下に教育基本法があるはずなのに、尊重されてこなかった。しかし、保育所保育指針というのもありまして、そこにはしっかり、子どもの最善の利益ということばが書かれています。なので、子どもの最善の利益を尊重する保育がしたいと思っています。
教科書はないので、子ども達が遊んでいる姿を5つの窓からみています。
健康、環境、人間関係、言葉、表現、の5つのなかで配慮していく。
保育士の人間性、ひとがらが問われます。私は24歳で園長になって38年目ですが、最終的に人柄が問われることを痛感しています。
大学で教えていた時のこと、学生の実習先の幼稚園を訪問した時、和太鼓の演奏体験があった。園のバスで幼稚園についたらすぐ和太鼓して、砂場で遊び一つせずに帰って行きました。実習の学生は泣きながら、「先生、こんなんでええの?」と言いました。それが子どもの最善の利益だと思う園長がいれば、一斉に和太鼓を演奏させることになる。一斉に何かをさせることが主流の園は日本にまだたくさんあります。
ひとりひとりの子どもに合わせた保育はあまりない。そこが公立の保育が良いとされているところです。
私は修学院に3回見学にきました。1回目、案内していただいてる時に、年長児さんが「なにしにきたん?」「だっこ」と言ってきました。3、4人が「だっこ」と言ってきました。退屈してたのか、甘えたいのか、試してるのか、と思いましたが、人懐こいなと思いました。でも保育者というのは可愛いとだけ思っていたら仕事にならないわけで、子どもとの距離を図って行くのが保育の基本で、この子たちとはそういう関係が築けるな、と思いました。
2回目に来た時は午睡の時間でホールで寝ていて、同行した男性保育士が寝付けない児童と目があいました。大好きな先生が園からごっそりいなくなって、知らない人がどやどやとやって来て、子どもたちが不安がらないはずがないなと。子どもたちに負担にならず不安にならないようなことをまずは最優先して行いたい。移管の不安がいかに早くリカバリーできるかを考えていきます。
子どもの最善の利益とは何か、基本理念を作っていかないといけないんです。最初に理念を立てることは園の経営の一歩です。
岩屋の場合は大きく3つ。
●子ども時代を子どもらしく生きる。
子どもの時間を奪わない。子ども時代にしか身につかないことがある。たとえば、なぜ人を傷つけてはいけないのか。理屈以前に、ズルをしたら仲間はずれになるということを、大人が介入しない子ども同士の遊びの中で、当たり前のこととして理解するのが乳幼児期だと。道徳性と倫理観を正しく身につけてほしい。
●私は私、でも私はみんなの中の私。
それぞれある自分の思いがぶつかったときに、お互いが譲り合って認め合って生きていく。そのことを体験的に知ってもらい、子どもたちのなかで育てて言ってほしい。
去年、5~6人が はないちもんめ をしていて、のこり2人になった時ある女の子がすわりこんだ。先生が入って続けたけれど、子どもたちは、悲しむ子を助けるために、ズルしてもいいやんと余地をつくって、その子を受け入れた。
●生きとし生けるものの一人として生きる
大量消費社会で環境が汚れてしまったが、循環社会にしていかなければならない。人間中心主義をやめよう。虫だって命のレベルでは対等。でもお米も命も食べる、生きていかないといけないから、ごめんね、でもしかたないけれど、というところを考える。
では、この3つの基本理念をここでやるかどうか。
一方的に私たちが決めるのではなく、みなさんと調整していく必要があります。
一番大事なのは、「子どもの意見表明権」です。
子どもがどうしたいのか、それをぼくらがどれだけ受け止められるか。
子どもがこうしていましたよ、とみなさんにどれだけ伝えられるか。
新しい修学院の保育を再構築させてほしいんです。
最終的にはいまの岩屋の保育と同じかもしれない。新しく変わるかもしれない。
自分たちで、子どもと保護者と保育士で、自分たちの保育を作る。
たとえば赤ちゃんが泣いた時、おむつかな、おなかすいたかな、と想像する。おむつを変えたら笑ってくれた。
それが叶って初めて、「子どもの意見表明件が保障されている」状態になります。
なので、具体的なエピソードをあげて細かい状況をお伝えして、話していきたいです。
乳児の運動会は?プールの開始は?どうなるのかがプロとしてみなさんに表明していく、みなさんも要望していく。
子どもの最善に利益と大人の利益は相反することがあります。子どもは親といたい、親は仕事にいきたい。園に預ける時点で利益は相反してるわけです。そこをどうやってお互いが幸せになるかです。
そこを子ども達にもがんばってもらって、お互いを幸せにする、その矛盾をあらかじめ保育所ははらんでいます。じゃあどうしたら子どもの負担を軽くできるのか。楽しくすごせるのか、そこにかかってきます。そのために提案したいと思います。
<子どもの意見表明権>
子どもの権利条約3条には「子どもの最善の利益」が書かれています。
原文はprofitではなくinterestです。これを「利益」と訳しましたが、興味と捉えたほうがふさわしい。
子どもはとにかく興味関心がありますよね。それをなるべく制することをせず、家庭ではそうはいかないですが、保育の場では最大限尊重したいです。
子どもの意見は、行動に表現されます。
2歳児の絵を紹介します。(現物を紹介)
2歳で絵の具を6色くらい出して、混色もしています。
形を書くためだけでなく。色に対する興味関心は2歳でも強く持っています。
2歳で絵の具は早いという指導者もいますが、子どもは色を混ぜて使うのが大好きです。
絵を描くとか歌を歌うとかお芝居するとか階段を走るとか、それは子どもの表明権であることを一度は理解したほうがいいと思います。
知的障害のある男の子がいました。その子が私を後ろから蹴りました。顔をみるとニヤっとしている。こんどは体当たり。そして、「え、え、え」と声をだす。やがて、「えんちょう」と言いました。
彼は「園長」と言いたかったんです。
アスペルガーの子とサッカーしたときのことです。子どもは相手と逆方向にけってしまう。
あるときやっと園長に蹴り返したとき、蹴り合うことの面白さに気づいた。
自閉症はコミュニケーション障害と言われています。相手の気持ちを汲むとか、相手のことを想像するのが苦手です。人の言う通りにするのがサッカーだと思ってしまう。でも、人と気持ちがつながることの嬉しさがわかるんだということをその子に教わりました。
児童福祉センターの所長が見学に来た時、所長は「自閉症児の気持ちはわからないんだから、次に何をしたらいいのかをイラストや写真で指示をしなさい」という。でも、そんなことはないやろ、と思いました。相手の気持ちがわかりにくいだけなんです。人とつながることがどれだけ心地いいことかは、誰だってわかるんです。
ある子は、重い自閉症の子どもで、知的な遅れもありました。自閉症の子は視覚情報がすごく強くて、聴覚情報が苦手なんです。その子は発表会の練習でオペレッタの物語の展開にあわせ、メインの歌を楽しそうに歌ったり踊ったり楽しそうにするので、本番も同じようにしたら、保護者が「恥をかかされた」と怒り出しました。それで、担任たちと3人でセットも音楽も全部用意して、その子と3人だけでリハーサルをしました。そうしたら、その子が「楽しかった、ありがとう」と言ってくれました。翌日の本番は舞台の裏で踊って、最後の最後のシーンだけ出演して、保護者の方も喜んでくれました。まあ、それはそれで終わるんですけど、聴覚情報に弱いというだけで障害だと決めつけて扱うことは、避けなくてはならない、認めて行かなければならないと思いました。
サッカーしていた男の子は大学生になって、私が神主をしている神社に初詣に「園長先生、ぼく大学生になったんやでー」と来てくれました。
オペレッタをした子は特別支援校の高等部をでて、作業所に通っています。
もうすぐ今日のこの説明会も終わりにさしかかっています。
要するに、修学院の保育を、子どもたちも含めて作らせてほしい、と思っています。
早く子どもたちと好き好きの関係を作って、子どもたちが何を思い何を望んでいるのか、子どもの意見を保護者のみなさんに代弁して、我々からも提案させてもらおうと思います。お互い話し合いながら決めていこうと思います。それを三者協議会にかけて京都市もokしないと実施できないんですが、そうしていこうと思います。
実は今日の説明会に対して、京都市さんからは、「二月末の京都市議会で条例改正して、公立として廃園して、移管を決定してからでないと正式決定ではないから、説明会には行かないでください」と言われたんです。「書いたものを配ったり、何かを約束しないでください」とも言われました。なので、急遽朝から映像を作って来ました。保護者さんもおっしゃったように、私のほうから是非このような説明会の場を持ちたいです。
民間保育園は国からの運営費と京都市の補助金で運営しています。民間がやると金儲けといわれますがそんなことはありません。例外中の例外はありますが、ほとんどの園はお金儲けなどは考えていません。
鯨岡 峻(くじらおかたかし)先生という、京大名誉教授で、現在京都市公立保育所の担当の部長さんがおられます。
先生が各園を回って指導され、研修も先生の計画でされています。関係発達論がご専門で、「私は私、でもみんなの中の私」の言葉も先生のものです。人との関係のなかで成長していくということです。
こどもの声を聞くとなんども言っていますが、エピソード記述という保育の研究方法を使って子どもの声を伝えたいと思っています。私は鯨岡先生の授業ももぐりの聴講生として6年うけました。
こどもは、絵とか音楽とか、言葉で表現するよりも豊かにできるんですよね。上手にやることを目的としないことが大事です。
ある子はパイナップルをぐるぐるとした線で描いて、お友達のリンゴ描いて、ピーマン描いて、お母さん描いて、家族を描いて、友達を描いて、「これは園庭で鬼ごっこであそんでる絵やねん」といって筆を置くんです。
このとき、パイナップルにしか見えない絵を上手に描くと、パイナップルにしかならない
でも、ぐるぐるとした線で抽象的に描くことで、いろんなものに見立てる力を持っています。
早く意味のあるものを描けることが大事だ、というのは間違っています。
自分の書いたカラフルな丸が、くだものになったり、家族になったり、友達になったりする。すごいと思いませんか。人と一緒に生きていくことがテーマになっていることを絵の中に表現しているのに、気づかないことがあります。
子どもの意見表明に気づけるかどうかは、とても大事です。
岩屋では異年齢保育を行なっています。でもここですぐ異年齢保育をするということではありません。乳児保育についてどう考えているかも、ぜひ聞いていただきたいです。
乳児保育についても、岩屋の環境をみていただきたいし、是非聞いていただきたいです。
ひとつひとつもっと丁寧に事例を挙げてご理解いただくために、あと何回か、ぜひこういった説明会をさせていただければと思います。
最後に、岩屋の保護者の皆さんとどんな風に保育したいか「子育てを分かちたもつための記録」というものを作っています。個別の指導計画です。一年に2~3回書いて保護者とやりとりしています。
「子育てを分かちたもつための記録」の紹介。
(保育所でのエピソードを紹介→そのエピソードに対する担任の思い→保護者のコメント→担任による評価と反省)
上記のような記録を4月のクラス変え後、6月までのあいだにこういう書面をお渡しします。
<修学院の保護者からの事前質問への回答>
●体調不良や怪我の報告について
・体調不良やケガはかならず伝えます。怪我をした、させた場合は、両方の保護者に伝えますが、全ての責任は園にあるという前提にします。除去食のお代わりを間違えたときは全保護者に翌日お詫びの書面を出しました。木に登って落下した時も全ての保護者にお伝えしていました。隠さずにお伝えすることが信頼関係につながると思っています。
●保護者負担の増額について
・話し合った結果取り入れることになれば負担は発生しますが、話し合って都度決めればと思います。駐車場の問題が大変なんですよね。月極駐車場を借り、半分園が負担して、利用家庭に負担をお願いすることもあります。車の利用をしていない家庭もあるでしょうから、受益者負担は公平性を保つべきだと思っています。職員に交通整理するのは手が足りないと思います。車が混む時期はお迎えが多く人が足りません。じゃあ諦めるのか、というのではなく、話し合って決めたいです。
●与薬について、看護師がいれば薬を飲ませてもらえるか
・与薬は、かかったお医者さんにお願いして、三回処方を二回にできない場合は、意見書と与薬依頼書をいただければ、担任が飲ませます。1回ぶんのみ1日お預かりします。おなじ病院の同じ処方箋であればなんども提出する必要はありません。看護師がいるかいないか関係なく、京都市の公立の原則と同じです。
●乳児の生活の流れは個々のペースに合わせてもらえるのか
・岩屋の現状をお伝えします。乳児の生活の流れですが、0歳児クラスはひとりひとりにあわせています。体調などにあわせ食事量も時間も子どもに合わせています。赤ちゃん3人に1人の職員ですが、10人の子どもを4人の職員で見ています。2.5人の子を1人で見るようにがんばっています。
●延長保育の過ごし方について
延長保育の過ごし方は、子どもが減ってきますので、だんだん一部屋に集めて、自分の遊びたいおもちゃで遊べるようにしています。みなさんがご心配されているテレビやゲームなどはまったくしないのでご心配ないと思います。
●給食とアレルギー対応について
・給食は自園調理です。31年度は京都市の献立をいただき、英訳もいただきます。調理師は3名です。食材も現在修学院で利用している業者に継続をお願いしたいと思います。
・アレルギー対応はアレルギーネットワーク京都というNPOが作成した資料を熟読して作成います。京都市の資料もほぼ岩屋と同内容でしたので、京都市と同様の対応をすでにしています。アレルギーの子も食べられる献立を最善にして、全体を計画していますが、1年間は京都市と同じ内容で提供します。
・可能な限り果物や手作りおやつを提供しています。岩屋は人数が多いので週に3回しか手作りできていませんので、週二回は市販品ですが、添加物のない業者のおやつを使っています。おやつの完全手作りはぼくらの夢なので、ここにきてそれができたらと思っています。
・岩屋では食べたい子からテーブルについて食べられるようにしていますが、修学院に来てそれをするかは相談します。
●布団について
・布団は、岩屋は現在すべて園の備品です。金曜に持ち帰って洗っていただき、月曜に持って来ていただきます。3歳後半からは午睡がないです。実際は寝てる子もいますが、開園以降それで問題はないです。
●保護者負担について
・いま岩屋で何が保護者負担になってるかですが、たとえば岩屋の現状の看護婦、美術講師、植木屋などで、保護者に500円をご負担いただいています。園児が多いためスケールメリットで500円になっていますが、ここだと1000円以上になるかもしれません。岩屋の重要事項説明書をみていただければと思います。
●移管後の施設改装について
・僕の直感と夢をお話しするならば、年長さんの部屋は、外の苦情もあるとのことなので、二重サッシにしたらどうかなと。あと、園庭に樹木がすくないので、植樹したいなと。ここは日よけにネットを張っていますが、落葉樹を植えれば夏は日陰に、冬は葉が落ちて日があたります。自然の素材を利用した創作がたくさんできます。岩屋では小川が流れていて畑でお米を作ったりしています。毎日毎日子どもが汚して帰るので怒る保護者さんもいますが・・・。それをすぐここでやるのは費用的に大変だとは思います。私が理想にするのは、里山のように、当たり前のように自然があったら素敵だと思い、今の岩屋はそうなっています。家庭菜園などがあれば借りられたら、こどもと野菜が作りたいなとも思います。修学院は階段の踊り場に一部雨漏りの痕跡がありましたが、それ以外はとても素敵で、木部が多くてあったかいと思います。
●職員の研修について
・研修内容ですが、公立と同じ研修を義務付けられていますし、独自にも行います。
●連絡ノートなど、父母の会がやっていることを園でやってもらえるか
・連絡ノートなどはもうけは載せず販売しています。ここでそうするかはまた相談したいと思います。
●土曜保育は通院やレスパイトなどで預けることは可能ですか。
・土曜保育、レスパイトも岩屋はオッケーになっています。ただ、正直に言いますと、職員も休暇がすくなくて、年休消化率も30パーセントくらいしかないんです。なので、一人でも休めるようにご協力いただきたいです。一方で、ストレス解消して心の余裕を持てるならとも思います。園の利益と保護者の利益も相反しますが、話し合っていければと思います。買い物してから迎えにいくと怒る園もあると聞きます。そんな園の気持ちもわかりますが、スーパーで買い物する親子を見ると大変だなとも思うので、ゆっくり買い物してゆっくり迎えにきてもらうのも良いかなと思います。
●修学院保育所の名前について
・これはお願いなんですが、「修学院保育園」にさせてほしいです。これは最小限譲ったわけでもなんでもなくて、地域の特性が生かされることが大前提です。岩屋保育園にするなどはなんの意味もないです。修学院という名前をのこしたい。でも、保育「所:という名称は公立で、民間は「園」で統一されています。なんとか折衷案で、修学院保育園でお許しいただけないかなと思っています。
●移管による子どもへの影響を最小限にしてほしい。今いる先生がそのまま働きたくなる環境を作ってほしい。
・子どもと向き合うことからきちんと始めますので、ご協力いただければと思います。
●市営しか知らない身としては今のレベルを下げて欲しくないですが、逆に民営からみた市営のデメリット、民営のメリットを教えてください。
・公立保育所をみたのは今回初めてでした。一から作っていくので下がるか上がるか私には大きな責任がありますけど、保護者のみなさんもよくなるように努力していただきたいです。民営化するとお金の使い道は融通がきくようになります。公立の場合はおそらく、クラス費のような範囲でしか職員の裁量でものを購入できないのではないかと。岩屋なら2億を超えるお金を使います。岩屋は82パーセントが人件費でつぶれそうなんですけど、79パーセントに下げて、450万の年収でストップし、黒字をボーナスとして配分するするやり方に30年度から変えます。うちみたいにお金がないとこもありますが、経営者の意識でお金の使い道が変わります。施設の改修は借り入れも可能です。民間はそう言う意味で、厳しい中でも工夫の余地があり、自由度があります。
●以下、時間がなかったので大急ぎで回答されました。
・保育士の配置は規定以上に配置します。
・経験者採用予定5名、全部が新卒にはならないです。
・乳児が運動会するかどうかは京都市を交えて話す必要があります。
・療育はじつは専門家がしなくてはならない。障害がある子を保育することはできるが療育は行えないのは京都市と同じ。京都市は5人にたいして1人しか加配されない。障害のある人が排除されないように考えて行かなければならないと思います。
<会場からの質問>
●なないろ保育園の園長先生より
「修学院保育所と連携して3歳児の受け入れ、各種行事や、職員の研修も参加させていただいてます。民営化になられたときに、継続発展していただける可能性も伺いたいです。うちの卒園者もたくさん修学院に入っています。今後も卒園生を受け入れていただきたいです」
→私はそれは基本的に必要な仕組みだと思っています。ですが、市の意向を確認する必要があります。関係が作られていればポイントを加算されると思います。加算しても入れるかどうかは私はどうしようもないんですが、本日この場ではお約束はできないのですが、私は連携を継続したいと思っています。
2017.11.15 修学院保育所父母の会 民営化対策委員会作成
岩屋福祉会の理事長による説明会、終了しました。
昨日、岩屋福祉会理事長による説明会を行いました。
たくさんの保護者のみなさん、保育関係者のみなさん、ご来場いただきありがとうございました。
1時間半に渡り、岩屋福祉会の保育の考え方をお話しいただき、修学院保護者からの質問に対するご回答、また、会場からの質問にも真摯にお答えいただきました。
この説明会は父母の会(保護者会)が主催して行ったものです。
市営保育所の民間移管は、在所家庭だけの問題ではなく、外部の入所希望者にも、近くの小規模保育施設のみなさんにとっても、保育システムの未来にとっても、大きな変化です。これからどうなるのか、大きな変化によって状況が変わるのを見ているだけでは、一番大切な子どもたちの日々の生活を想像することすらできません。皆でより具体的に未来について考えていけるようにと思い、開催に至りました。
たくさんお話をうかがうことができて、とても実り多い時間だったと思います。
岩屋福祉会の理事長先生、職員のみなさま、保護者の切実な気持ちをご理解いただき、説明会開催をご快諾いただいたこと、また、「今後もこういった説明会をやりたい」と言っていただけたことに希望を感じました。心からお礼申し上げます。
当日の書記録は、またこちらのブログでご報告いたします。
11月8日、京都市による移管説明会書記録
民対ニュースvol.5 移管先法人決定、11/15に法人による説明会開催します
修学院保育所の移管先法人が10月24日付で決定しました。
11月15日水曜19時より修学院保育所にて、移管先法人理事長のお話を聞く会を催します。修学院保育所に今後も通う保護者の方や、来年度、修学院保育所に保育申し込みをしようか迷っている方も、ぜひご参加ください。
この説明会の主催は、修学院の父母の会です。
事前予約は必須ではありませんが、人数が把握できると大変助かりますので、参加表明いただける方はぜひ、
shugakuinmintaiアットマークgmail.com
までご連絡ください。
説明会に関するお問い合わせも、どうぞお気軽にお寄せください。
移管決定後、早々の説明会開催をご快諾いただいた岩屋福祉会さんに、感謝申し上げます。
民対ニュースVol.4
民対ニュース、vol.4です。
応募先が淀、修学院ともに1法人のみとなった件、また、新選定委員と保護者3名との面談の報告です。