民対活動記録(京都市営・修学院保育所は平成31年度に民間移管予定。保護者たちの活動記録です)

京都市営修学院保育所が平成30年度に民間移管することに対しての、保護者たちの活動記録です。

募集要項・保護者ページが公開されました。

7/5付で、修学院・淀の募集要項が市のホームページに掲載されました。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000221533.htm

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昨年までの募集時は「募集要項と保護者のページ」並べて表記されていましたが、今年はなぜか、保護者のページは「参考」として最下部に追いやられていて、とても驚きました。

保育の質を維持し、よりよい移管を実現するために、数ヶ月にわたって推敲を重ねてきた、大切な要望書です。

これでは、募集要項と保護者のページの重要さに明らかな「印象の差」が出てしまいます。保護者の要望書を読みこみ、より高度な保育を行う移管先が現れれば、市にとっても良いことのはずです。昨年同様の併記に戻すように働きかけて行きたいと思います。

6/19,24に市へ提出した質問要請書の回答(6/28)

6/19,24に京都市へ提出した質問および要請書の回答をテキスト化しました。
画像から文字に読み込んで調整したため、誤植があるかもしれませんので、PDFで閲覧したい方は以下のURLからご覧下さい。
 
 
 
第2回選定部会を受けての、保護者の質問および要請書と回答(2017.6.19)
 
 
京都市子ども若者はぐくみ局
幼保総合支援室公営保育所担当 御中
2017年6月19日
修学院保育所父母の会 民営化対策委員会

 

「民間移管」に関する質問および要請書

 

 

 京都市子ども若者はぐくみ局幼保総合支援室におかれましては、いつも良質な保育をご提供いただき、誠にありがとうございます。
修学院保育所父母の会 民営化対策委員としましては、現在も修学院保育所の民間移管に反対ではあるものの、京都市が民間移管を強引に推し進めるのであれば、最低限、保育の質は維持するという方針で移管に臨んでいます。
保育の質を維持するために、民間移管に関して以下の質問および要請事項を挙げましたので、6月28日までに紙面にて解答をお願いします。
なお、第2回選定部会で提出した意見につきましては、第4回選定部会にて議題に挙がるものと理解しておりますので、質問には含めておりません。

 

※以下太字下線が京都市の回答(6/28) 
回答のURLは → goo.gl/JgjDZr (PDFが開きます)
 
 
質問① 民営化の根本的な問題について
京都市は民間移管をしても「保育の質は保つ」と説明されていますが、民間移管により、市営保育所で培われてきた高い質を持った保育の経験が蓄積された保育士が保育の現場から離される一方、多数の新たに雇用された保育士が移管後の保育を担うことになります。移管先法人がすでに運営している保育園(こども園)でも同様の事態が起こることが予想されます。
実際、民間園の職員・保護者からも市営保育所の民営化反対の声があがっています。これは「民営化では保育全体の質が保てない」という現場の叫びを表しているのではないでしょうか。
一挙に複数の保育所を民間移管しながら京都市の保育の質を維持することができるという、その根拠をお示しください。
A 本市においては、保育士の皆様に長く働いていただけるよう、市の独自負担により約46億円 (平成29年度当初予算)の民間保育園への運営補助金を確保し、保育士の配置や給与の改善を図っています。法人においては、自園の保育士の状況や人材確保の見通しを踏まえ、応募していただけるものと考えております。 また、移管対象保育所においては、安定した保育を継続して提供するため、「移管後の運営に係る基本事頂」の中で、具体的な保育士等の経験年数や人数を規定しております。
 

 

質問② 民間移管後の保育士の業務について
移管により保育の現場を離れた公営保育所の保育士や管理職が、どのような仕事をしているのか実例を示してください。

第5回市営保育所移管先選定部会 書記録(2017.6.28)

第5回市営保育所移管先選定部会

PDFはこちらから→   170628第五回選定部会議事録.pdf - Google ドライブ

 

 2017年6月28日水曜日 19:00受付 19:30開会 20:33 閉会 

【場所】 子どもみらい館4F第二研修室 

【出席者】選定部会委員

●安保 千秋

●岡 美智子 

●川北 典子 

●清水 智 

●土江田 雅史

傍聴24名

うち、修学院保育所父兄12名、保育士4名。部会中の保育は、2F和室に行われた。 

 

この書記は、選定部会の現場において、リアルタイムでタイピングしたものなので、大部分が、大 意を捉えた書き方となっていることをご了承ください。発言の詳細は録音がありますので、必要 に応じて録音を起こします。 

 

19:30 開会

●幼保 三宅課長 

司会より挨拶、携帯電話諸注意、京都市市民参加条例7条1項に基づき公開される由を説明、5名の部会 員が出席しているため、今回の部会の成立を宣言。配布した資料の確認を行う。部会長に進行を渡す。

 

●安保部会長

それでは以後私のほうで進行をしたいと思います。

第四回選定部会で審議しきれなかったことについて審議したいと思います。

募集要項の変更点について事務局より説明をお願いします。 

 

●事務局(村上)

前回の審議を受けて募集要項を変更した点をご説明します。

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第4回市営保育所移管先選定部会 書記録(2017.6.21)

PDFファイルはこちらです。
 
 
第4回市営保育所移管先選定部会 
2017年6月21日水曜日
18:30受付
19:00開会
20:45閉会
 
【場所】
子どもみらい館4F第二研修室
 
【出席者】
選定部会委員
●安保 千秋 弁護士
「京都子どもシェルター」の設立代表でもある
 
●岡 美智子 障害児親の会協議会 理事
「京都障害者親の会協議会」は北山通りにある北山ふれあいセンターを拠点に障害者相談、リーダー・役員の研修会等を行う
 
●川北 典子 平安女学院短期大学部 教授
研究分野は『保育内容研究(言葉)』『児童家庭福祉』『児童文学』『幼児教育、保育、子育て』
短大にて保育者の育成を行う
 
●清水 智 市民公募委員
娘2人を市内の私立の子ども園に預けている
 
●土江田 雅史 公認会計士
 
会場は、修学院ホールくらいの広さの部屋。
・記者席テーブル5名
・テーブル席での傍聴3名(どのような区別かは不明)
・イス席での傍聴20名
 うち、修学院保育所父兄10名、保育士3名。
(広報では傍聴20名が上限とされていたが、第二回部会をうけた保護者の要望により、市も柔軟に対応し、予定を上回る傍聴が可能となった。)
 
部会中の保育は、2F和室にて、年少児2名、年中児4名の、合計6名を保育。
第二回選定部会と同じ保育士が2名で保育にあたった。
 
(この書記は、選定部会の現場において、リアルタイムでタイピングしたものなので、大部分が、大意を捉えた書き方となっていることをご了承ください。発言の詳細は録音がありますので、必要に応じて録音を起こします。)
 
 
19:00 開会
●幼保 三宅課長
司会より挨拶、携帯電話諸注意、京都市市民参加条例に基づき公開される由を説明、5名の部会員が揃っているため、今回の部会の成立を宣言。
(※6/12に淀で行われた選定部会は、土江田委員は不参加)
配布した資料の確認を行う。部会長に進行を渡す。
 
●安保部会長
修学院保育所、淀保育所の保護者からの意見の取り扱いについて審議し、募集要項を検討したいと思います。募集要項の変更点について事務局より説明をお願いします。

6/9書記録より、保護者Sさんのスピーチ抜粋

6/9第二回選定部会での、修学院保育所保護者Sさんのスピーチを抜粋します。

市営保育所のサポートに救われたSさん。切実な内容に涙する傍聴者の姿もみられました。

昨今の市営保育所の質の高い保育の現状を再認識する内容でしたので、ここに抜粋いたします。

 

 

●保護者Sさん

 私は精神的な病気で娘を修学院保育所に預けています。生後3ヶ月から体調がおかしくなり、娘を抱くことが難しくなり、外出もできなくなりました。子育てのできない自分を責める日々が続きました。区役所からの保健師さんが来られて、一生懸命、保育所を探してくれて、その結果、一時保育で、修学院保育所と錦林保育所に週3回預かってもらえるようになりました。このときも私は外に出られない状態でしたが、修学院保育所の先生が家に来てくれて、娘が通う保育所の、ロッカーやお昼寝する所などの写真を持ってきて、丁寧に説明してくれました。その後も、担任となった先生が何度も家に来てくれました。

 

 娘が8ヶ月のとき、大きく体調を崩し、3ヶ月入院しました。そのとき助けてくれたのが、修学院保育所と錦林保育所の先生でした。病院から錦林保育所が近かったので、ハイハイする娘の姿を見に行きました。「体調の良い時いつでも見にきてください」と。そして、錦林と同じ市営保育所のつながりがある修学院保育所での様子も、そこで教えていただくことができました。その時の娘は私を母だと分かったのかは分かりませんが、娘の笑顔に安心しました。

 入院先の病院からは、修学院保育所にも電話をしましたが、当時の修学院の所長も、電話で不安な気持ちを聞いてくれて、娘の様子を教えてくれました。

入院のときに助けられたサポートには助けられました。娘の様子が全く分からないでいたら、入院している間も自分を責めることになったと思いますが、サポートのおかげで、自分の治療に専念できました。

 

 その後は、私の回復よりも娘の成長のほうが、うんと早いんです。私は、病気のせいで、と自信をなくすことがいっぱいありますが、そんなときは先生がたが「お母さん大丈夫?」とさりげなく声をかけてくれます。ひとりではない、と感じる瞬間です。

 

 修学院保育所は、先生ひとりひとりが子どもそれぞれのペースや個性を大切にしてくれて、親とと一緒に子どもが「自分を大切にできる」ということを、目指してくれていると感じます。お友達に思いやりをもち、それぞれの個性を自然に認め合うことができる。人間の成長にとって本当に大切な「私は愛されている、認められている」と子どもが思える土台作りの時期を、修学院保育所で過ごし、育つことができて本当に嬉しいです。

 3ヶ月前、保育所の参観日のときに、保育所パニック発作を起こしました。その時も、先生の対応に助けられました。先生は「○○○ちゃん(娘さん)は大丈夫だよ」と言ってくれて、大声を出したり慌てることなく、落ち着いて私の発作に対応してくれました。その後は発作がおさまり、娘と給食が食べられました。「野菜たべられるよー」と言う笑顔の娘を見ることができました。

 

 こんな病気の私ですが、夢をもてるようになりました。今、子どもをまた望んでいます。そんな矢先の、民営化の話でした。

 

 今の保育に感謝する機会を、改めてもらったと思っています。私が外出できなかった頃、生きるのが精一杯で、見えていなかった大きな支えが、今ははっきり見えます。私は、「本当に修学院保育所でよかった」と心から思っています。

 

 修学院保育所のおかげで、私と娘の命が、今につながっているのです。そのことに感謝しています。

 修学院保育所の保育を守ってほしいです。多くの人が望むすばらしい保育が、ここに確かに存在します。民営化する、それが変えられないのであれば、選ばれる法人の方には、保護者と子どもに寄り添ってくれるこの保育をつないでほしいと、強く望んでいます。

 

第5回市営保育所移管先選定部会 書記録(2017.6.9)

PDFファイルはこちらです。

https://drive.google.com/open?id=0ByvDbYx9oUagN3RlNGhCRHVNTms

 

 

 

第二回市営保育所移管先選定部会 

 

2017年6月9日金曜日

 

【場所】

左京区総合庁舎1F大会議室

 

【出席者】

選定部会委員

●安保 千秋 弁護士

「京都子どもシェルター」の設立代表でもある

 

●岡 美智子 障害児親の会協議会 理事

「京都障害者親の会協議会」は北山通りにある北山ふれあいセンターを拠点に障害者相談、リーダー・役員の研修会等を行う

 

●川北 典子 平安女学院短期大学部 教授

研究分野は『保育内容研究(言葉)』『児童家庭福祉』『児童文学』『幼児教育、保育、子育て』

短大にて保育者の育成を行う

 

●清水 智 市民公募委員

娘2人を市内の私立のこども園に預けている

 

●土江田 雅史 公認会計士

 

修学院保育所保護者の発言者三名

●民営化対策委員長 Sさん

●保護者Sさん

●保護者Kさん

 

●傍聴20名(修学院保育所の所長、副所長は傍聴) 

※記者席は別に設定

 

18:30 

整理券配布。一般市民の方も3名ほど来られた様子。

 

18:50

定員20名ちょうどなので皆さんお入りいただけます、と職員から声がかかるが、修学院の先生方が整理券を辞退していたことが判明し、保護者側で調整し、所長、副所長に傍聴してもらうことになる。

保育は大会議室の隣の部屋。

入室すると、傍聴席20席のイスに資料が既に置かれていた。

書記のパソコンを使用する用に、最後方の長机を借りることができた。

(注・この書記は、選定部会の現場において、リアルタイムでタイピングしたものなので、大部分が、大意を捉えた書き方となっていることをご了承ください。発言の詳細は録音がありますので、必要に応じて録音を起こします。)

 

 

19:00

開会

司会は幼保の課長 三宅氏

委員、傍聴人への挨拶、議事進行などについて説明。

 

19:05

議事進行は、安保千秋 選定部会長が行う。

 

●幼保・村上室長

市から法人への意向調査の結果について説明します。

資料1をごらんください。

5/18~31まで、市内の保育施設の移管意向調査を実施しました。

回答状況をご覧ください。

 

修学院保育所は、

「移管を受けることを検討したい」が4法人、

「関心があり詳しい話を聞きたい」が1法人でした。

 

保育所は、「検討したい」が1法人、「関心あり」が3法人でした。

法人からは、移管にあたっての条件などについて、質問がありました。

聚楽保育所は、「現時点で応募を予定している」法人は0。「移管を受けることを検討したい」が1法人でした。

聚楽保育所に関しては、保護者会から法人にたいして、「意向調査についてのお願い」等の書面が配布され(資料1後方に添付)法人から市に問い合わせが多くありました。

 

●土江田委員

関心があり詳しいことを聞きたいという法人に対して、市からはすでに回答していますか?

 

●幼保・村上室長

部会後に回答する予定です。

 

●安保議長

聚楽保育所についてはは今後市の検討を待ちたいと思います。

次に、5/22に修学院保育所で開催された保護者説明会についての概要です(資料2を参照)

 

●土江田委員

出席者32世帯とありますが、修学院は全部でどれくらいの世帯でしょうか。

 

●幼保・村上室長

児童が100名くらいいますので、87世帯です。

 

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